知恵
袋
技術者の
其の十四 : 測定範囲を拡大するには?
一 技術者の「悩み」
測定器を使用する際に測定範囲が少し足りない、という
レーザ変位計 ことがあります。
測定範囲を拡大するには以下の方法があります。
表示器
技術者の「技」
二 左図のようにテーパの付いた時具を使用するこ
とで、簡単に測定範囲を拡大できます。
治具の大きさは測定したい範囲を元に決定しま
テーパ治具
変位センサ す。詳細は弊社営業にお問い合わせください。
タイバー
変化
可動ダイス
距離
固定ダイス
(例)立形ダイカストマシンのストローク量測定 ストローク
三 技術者の「コツ」
取付けは長辺と並行にしてください。底辺と並行ではセ
ンサヘッドを治具に近づけることが出来ないため、測定
精度を上げるためには?
範囲が狭くなってしまいます。
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1 長距離にデータを伝送するには
2 スパッタ・切り粉からケーブルを守るには
3 振動を防ぐには?
4 ケーブルを油や溶剤から守るには
5 複数のRS232C信号を1台のPCに入力するには
6 表面の傷や凹凸の影響でデータがばらつく時には?
7 データを簡単に印刷するには?
8 外乱光を防ぐには?
9 形状の良否判定を行うには?
10 光電スイッチでできない枚数カウントを行うには?
11 透明なものを高精度に測るには?
12 特殊な環境中で測定を行うには?
13 マスタあわせを簡単に行うには?
14 測定範囲を拡大するには?
16 測定値を安定させるには?
17 細かい変化を無視して測定するには?
18 取り付け時の傾きを補正するには?
19 段差や突起を検出するには?
20 表示器だけでカウントを行うには?
※15は都合により割愛しております
株式会社キーエンス APSULT事業部
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技術者の
其の一 : 長距離にデータを伝送するには
一 技術者の「悩み」 測定器のデータを表示するためにアナログ信号を
出力信号線 表示器に取り込みますが、アナログ電圧信号の場
合、一般的に10m以上延長すると電圧降下が起
きて測定値が不安定になります。
しかし装置の設置上どうしてもこれ以上延長した
い、そんなときには以下のような解決方法があり
ます。
レーザ変位計
二 技術者の「技」 データを電圧ではなく電流で送ることで長
距離(一般的には100mまで)のデータ
電流変換器
転送が可能になります。
アナログ電圧を電流に変換するには専用の
変換器を使用します。
変換器が必要な際には弊社営業までお問い
合わせ下さい。
また、最新の機種ではアナログ電流を計測
器から出力することが可能な機種もありま
す。
不明な際には仕様をご確認下さい。
三 技術者の「コツ」
このほかにもLANに接続してデータを転送す
る、RS−232Cなどでシリアル通信するなど
この他には? 様々なデータ転送方法があります。
どういった形でデータを取り込みたいかによって
適切な機器を選択して下さい。
← MAX1200mまでデータ伝送可能
アナログ制御ユニット KLシリーズ
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技術者の
其の二 :スパッタ・切り粉からケーブルを守るには
一 技術者の「悩み」
スパッタ・切り粉
センサを配線するケーブルの近くに工作機械があ
り、定常的にスパッタや切り粉が飛ぶ場合があり
ます。
このような場合、センサケーブルがスパッタや切
り粉で傷つけられると、断線しやすくなります。
ケーブルが断線する前に定期的に交換することも
可能ですが、ケーブルが切れないように防御する
方法としては以下のような方法があります。
レーザ変位計
二 技術者の「技」
スパイラルチューブ
ケーブルに「スパイラルチューブ」を装着することで
ケーブルをスパッタや切り粉から守ることが出来ま
す。
スパイラルチューブが必要な際には弊社営業にお問い
合わせ下さい。
三 技術者の「コツ」
たとえばこんな時に
「加工しながら計測したい」
というときにも切り粉を気に
せず配線できます。
旋盤加工直後の外径測定
注意!
可動部で使用するとケーブルのシース部分とチューブがこ
すれるため、反対に切れやすくなってしまいます。このよ
うな場合にはケーブルにPVCチューブをかぶせてからス
パイラルチューブに取り付けてください。
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技術者の
其の三 : 振動を防ぐには?
一 技術者の「悩み」
装置が稼働していると振動が起こります。
この振動が測定器を取り付けているところで起こっ
ていると、測定部分が振動しますので結果として測
定結果が振動の乗った、ばらついたものになってし
まいます。
また、振動が大きい際には振動によりセンサが破損
微振動
するケースもあります。
装置自体の振動を止めることは非常に難しいのです
が、測定器の取り付け部分の振動を押さえるには、
以下のような方法があります。
レーザ変位計
振動源
二 技術者の「技」
測定部分(測定器と測定対象物)をまとめて「防振ゴ
ム」で振動源から浮かせることにより、振動によるば
らつきを防ぐことが可能です。
防振ゴムが必要な際には弊社営業にお問い合わせ下さ
い。
防振ゴム
三 技術者の「コツ」
シートの厚さを測りたいがシート自体がばたつい
こんな時に ている、といったように測定対象物が微振動して
は? いる場合があります。
このような場合にはローラでシートを押さえる右
図のような方法や、ローラを介して測定を行い、
ローラの左右にテンションをかける、等のテク
ニックがあります。用途に応じて様々なテクニッ
クがあるので不明点があれば一度ご相談下さい。
ワークを押さえる方法の
一例
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其の四 : ケーブルを油や溶剤から守るには
一 技術者の「悩み」
油、溶剤
センサケーブルや出力信号線の近くに工作機械や
溶剤タンクがあると液体がケーブルにかかること
があります。
油や溶剤がケーブルにかかるとケーブルが腐食し
たり、硬化したりして断線・短絡する恐れがあり
ます。
油や溶剤を防ぐには以下のような方法がありま
す。
レーザ変位計
技術者の「技」
二 油、溶剤
センサケーブルや出力信号線に『フッ素チュー
ブ』を装着します。
フッ素チューブは耐薬性に優れたチューブで、
油や溶剤で腐食・硬化することがありません。
フッ素チューブの資料が必要な際には弊社営業
にお問い合わせください。
フッ素チューブ
レーザ変位計
三 技術者の「コツ」
コントローラ部の表面などを保護する場合に
この他には?
はシート状の『フッ素粘着テープ』がありま
す。フッ素粘着テープは耐薬性に優れたシー
トです。
フッ素粘着テープの資料が必要な際には弊社
営業にお問い合わせください。
フッ素粘着テープ
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其の五:複数のRS-232C信号を1台のPCに入力する
には
一 技術者の「悩み」
複数のセンサの測定データ(RS-232C信号)を1台
のパソコン(PC)に入力して、演算や集計や記録な
どを行うことがあります。
RS-232C信号
但し、パソコンのRS-232Cインターフェースは通常1箇所
PC しかありません。
複数のRS−232C信号(測定データ)を1台のパ
ソコンに入力するには以下のような方法がありま
す。
RS-232C信号
二 技術者の「技」
『RS−232Cマルチプレクサ』を
RS-232Cマルチプレク
RS-232C 使用します。
サ RS-232Cマルチプレクサは複数のRS-232C信号
を入力して、1台のパソコンに入力信
PC 号を切り換え、出力する機器です。
表示器
RS-232Cマルチプレクサの資料が必要な際に
は弊社営業にお問い合わせください。
RS-232C
RS-232C
表示器
三 技術者の「コツ」
弊社のデータ収集システムNRシリーズ
この他には? を使用します。
このシステムはRS-232C信号を使用するの
ではなく、複数のアナログ信号を直接パ
ソコンに入力するシステムです。
複数のアナログ信号をPCに入力するデータ収集システムの一例
モバイル高速・高電圧レコーダ NR−2000
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技術者の
其の六:表面の傷や凹凸の影響でデータがばらつく時に
は?
一 技術者の「悩み」
レーザ変位計
鋼板や建材ボードを測定した場合、鋼板表面のヘ
アラインや建材ボード表面の凹凸などでレーザ光
が乱反射し、測定データがばらつきます。
測定データのばらつきを安定させるには以下のよ
うな方法があります。
傷や凹凸
二 技術者の「技」
レーザ変位計 ローパスフィルタを使用することで測定値を安定
させることが可能です。
『ローパスフィルタ』は急激な信号(ばらつき信
号)をカットし、緩やかな信号のみを取り出す
フィルタです。
これにより測定データのばらつきを取り除き、安
定した測定が可能になります。
傷や凹凸
グラフィック
アナログコントローラ
RJ−800
三 技術者の「コツ」
レーザ変位計自身で表面の凹凸の影響
を受けないようにするため、レーザの
この他には?
スポットを幅広にしている機種もあり
ます。
この場合はレーザをワイドにすること
でスポット幅内で反射光を平均し、表
面粗さによる影響を防ぎます。
ワイドレーザとスポットレーザ
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技術者の
其の七 :データを簡単に印刷するには?
一 技術者の「悩み」
測定データをプリントアウトするには結果をパソ
コンに取り込んで印刷する、ペンレコーダで波形
を記録するといった方法があります。
しかしパソコンは面倒だしペンレコーダは数値で
表示器
記録できない、という欠点があります。
そこで、手軽に結果を数値で印刷するには以下の
ような方法があります。
レーザ変位計
二 技術者の「技」
表示器からのRS−232CやBCDなどのシ
リアル通信で転送した測定データを印刷するプ
プリンタ リンターがあります。
こういったプリンタを使用すればいちいちパソ
コンを使用しなくてもすぐに数値データとして
印字することが可能です。
三 技術者の「コツ」
この他には? 表示器を使用するのではなくデータロ
ガー(データ収集システム)を使用して
印刷することも可能です。
この場合には印字するだけでなく測定し
たデータをデジタルデータとしても保存
することが可能です。
プリンタに接続可能なデータ収集システムの一例
モバイル高速・高電圧レコーダ NR−2000
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技術者の
其の八 : 外乱光を防ぐには?
一 技術者の「悩み」
赤くなるほど高温の対象物を測定したり、レーザ
加工機の溶接光などの外乱光が受光部に照射され
ると測定データがばらつきます。
外乱光の影響を防ぐ方法として、以下のような方
法があります。
外乱光
レーザ変位
計
二 技術者の「技」 外乱光の影響を防ぐためには、外乱光がセンサ
ヘッド受光部に侵入しないようにします。
受光部の前面に投光から照射されたレーザ光だ
けを透過するバンドパスフィルタを貼り付けま
す。
この『バンドパスフィルタ』により、外乱光が
カットされ安定した測定ができます。
バンドパスフィルタが必要な際には弊社営業に
お問い合わせください。
バンドパス
フィルタ
レーザ変位計
三 技術者の「コツ」
この他には? このほかにも外乱光の影響を
防ぐ方法として、左図のよう
に直接遮へい板にて外乱光の
侵入をカットする方法もあり
ます。
遮へい板
レーザ変位計
外乱光
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