AFM読本
AFMの仕組み-原理
原子間力顕微鏡(AFM)とは・・・
原子間力顕微鏡(AFM)とは、微小なプローブと試料表面間に働く原子
間力(引力や斥力)を半導体で出来た梁(以後、カンチレバーといいま
す)のたわみ量から検出して、微小領域の表面形状を観察、計測する顕
微鏡のことをいいます。
原子間力とは・・・
AFMの基本原理となる原子間力とは、長さ 約 6μm、先端曲率半径
20nmのプローブがついたカンチレバーを、非常に微小な力(約 0.1~数
10nN )で試料表面に接触もしくは接触するくらいまで接近させたときに、
プローブ先端と試料表面との間に働く力学的相互作用(引力や斥力)の
ことを言います。
フォース・カーブ
フォースカーブ
プローブ先端と試料表面の距離と原子間力との関係を表したのが
フォース・カーブです。 力
距離
今、試料表面をカンチレバーのプローブ先端に、1→2→3→4の順に近
づけたり、 5→6→7の順に遠ざけたりすると、カンチレバーは次のよう
に変化します。
カンチレバー
(1) カンチレバーと試料表面の距離Z0を
近づけます。
Z0
試料
(2) 原子間力(引力)が働き、カンチレバー
先端がたわみます。 引力
吸着直後
ナノスケールハイブリッド顕微鏡